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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第59章 淫婦を演じる妻、奪われる恐怖に凍る夫
ゆったりとした、しかし澪にとっては一分一秒を稼ぐための決死のバスタイムを堪能した二人は、やがてお互いの身体を拭き、寄り添うようにして一緒にベッドルームへと戻ってきた。
浴室から出てもなお、澪は宇佐美の腕を強く抱きしめ、彼を自分の側から決して離そうとはしなかった。真壁と織部の飢えた視線が突き刺さるのを感じながらも、澪は宇佐美の耳元へ顔を寄せ、熱い吐息とともに大胆な誘いの言葉を囁いた。
「宇佐美さん……さっきは口の中で逝っちゃったけれど、今度は、私の中で逝ってほしいわ……。ねえ、ベッドに行きましょ?」
「え……っ、澪さん……!?」
憧れの人妻からのあまりにも情熱的なおねだりに、宇佐美は一瞬でその気になる。自分を狂おしいほどに求めてくれているという事実が、彼の男としての自尊心をこの上なく満たした。
しかし、そんな独占状態を目の当たりにして、黙っていられないのは残りの二人だった。このゲームの基本ルールは「次にプレイする男を澪が指名する」というもの。澪が宇佐美を離そうとしない以上、二人は手を出せない。
宇佐美よりも年上である真壁が、不満そうに、しかし理性を保った物言いで、大人の余裕の中に苛立ちを滲ませて口を開いた。
「宇佐美くん、いくら何でも独占が長すぎやしないかい。そろそろ次の指名に移るべきだと思うのだけどね」
同じく年上である織部もまた、冷徹なトーンでそれに同調し、宇佐美を低く見下ろすように言い放った。
「そうだ。いつまで一人で楽しんでいるつもりだ。彼女の意志とはいえ、不公平が過ぎる。若いからって、少し甘えが過ぎるんじゃないか」
納得のいかない先輩たちの声が響くが、それを遮るように、神楽坂が冷ややかな笑みを浮かべながら口を開いた。
「まあ待ちたまえ、二人とも。これでも私はルールを重んじる男でね。彼女が宇佐美くんを指名し続けるというのなら、今のところはルール違反ではない。……ただ、宇佐美くん」
神楽坂は二人を窘めるように手をかざすと、冷徹な目で付け加えた。
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