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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第62章 新たな策略 オスを翻弄する人妻の媚態
ベッドルームには、ソファに深く腰掛けてワイングラスを傾ける神楽坂と、腰にバスタオルを巻いただけで不満げな表情でグラスを見つめる真壁、そして同じく腰にバスタオルを巻いただけで手持ち無沙汰そうにスマートフォンをいじっている織部の姿があった。宇佐美は神楽坂の指示通り、すでに別の部屋へ移動させられたのか、その姿はどこにもない。
「おや、ずいぶんと長いトイレだったね、澪さん」
真壁が下俗な笑みを浮かべながら、バスタオル一枚の澪の肢体をねめ回すように見た。
「すみません、少し目眩がしてしまって……」
澪はあえて気弱な風を装い、視線を伏せながら、しかし確実に真壁と織部の二人の距離感を測った。二人の間には、宇佐美だけが澪に寵愛されていたことへの、男としての強い嫉妬と、次は自分がその肉体を独占してやろうという、ぎらぎらとした独占欲が渦巻いているのが分かった。
神楽坂が面白そうに目を細め、静かに口を開く。
「さて、澪くん。宇佐美くんにはしばらく席を外してもらった。ここからは、真壁くんと織部くんの二人だけだ。ルール通り、どちらを先にベッドに誘うかは、君が決めていい。さあ、どちらを選ぶんだい?」
その言葉に、真壁と織部の視線が、一斉に澪へと突き刺さる。 二人とも、自分が先に選ばれて当然だという傲慢さと、選ばれなかった場合のプライドの傷つきを恐れる、奇妙な緊張感を漂わせていた。
澪はゆっくりと顔を上げると、少しはにかむように微笑み、まずは真壁のほうへと視線を向けた。その瞳には、今までの恐怖ではなく、どこか男を値踏みするような、妖艶な光が混じり始めていた。
「どちらを、だなんて選べないです…….真壁さんのあの強引で男らしいところも、織部さんの意地悪で激しいところも、どちらも私、すごくドキドキしてしまいましたから……」
澪の口から飛び出した、予想外の甘い言葉に、真壁と織部がわずかに息を呑む。 特に真壁は、満足げな笑みを漏らした。
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