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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第95章 女体の摂理がもたらす刹那の静けさ
月曜日の午後、時計の針が3時を回った頃。鬼頭は、澪と雄一の二人を、重厚な革張りのソファーが並ぶ応接室へと呼び出した。
「座ってくれ」
鬼頭は短く告げると、自身のデスクから離れ、二人の対面に腰掛けた。その表情からは何も読み取れない。ただ、部屋に流れる独特の緊張感が、二人の背筋を自然と伸ばさせた。
「さて……金曜の夜から行われた、神楽坂さんたちとの『懇親会』について、詳細な報告を聞かせてもらおうか。プロジェクトの今後を左右する重要な局面だ。何があったのか、包み隠さず話してほしい」
鬼頭の言葉に、雄一は意を決して、重い口を開いた。二人は、あの悪夢のようなポイントゲームの内容をつぶさに説明していった。
織部が持ち込んできた変態的な要求、特に澪のアナルを執拗に狙ってきた歪んだ性癖。宇佐美が澪に対して本気の情念を抱き、結婚指輪を外させてまで濃厚な交合を貪り、「もし身籠ったら責任を持って自分の妻にする」とまで言い放った独占宣言。そして、真壁が支配的に、そして強引に澪の肉体を蹂躙していったこと。
さらに雄一は、最後の特別ルールにおいて、宇佐美の独占を阻止するため、そして織部の狂気から澪の心身を守るために、消去法として「真壁」を選ばざるを得なかったこと。その結果、真壁が75ポイントを獲得して大逆転勝利を収め、今週末の「足掛け三日間の貸し出し」が決定してしまったこと。どの男を選んでも、今週末は「キス」と「中出し」を了承させられているという最悪の条件まで、声を震わせながら、すべてをありのままに鬼頭へと報告した。
話し終えると、応接室内は水を打ったような静寂に包まれた。
二人の生々しい告白を、表情一つ変えずにじっと聞き入っていた鬼頭だったが、報告がすべて終わると、その鋭い視線を二人へと真っ直ぐに向けた。
「なるほど、事の顛末はよく分かった。……だが、一つ大きな問題がある」
鬼頭は低く重い声で切り出した。
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