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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第95章 女体の摂理がもたらす刹那の静けさ
夜が更け、夜着に着替えた紬をベッドに寝かせ、その愛らしい寝顔を確認した後、寝室に戻った二人の間には、張り詰めたような沈黙が流れていた。
どちらからともなく、引き寄せられるように体が重なった。
その夜の二人の営みは、いつになく激しく、狂おしいものだった。普段の優しく労り合うような愛撫ではなく、まるでお互いの肉体を貪り尽くし、相手の存在を骨の髄まで刻み込もうとするかのような、焦燥に駆られた激しさがあった。
雄一は、澪の滑らかな肌を、狂ったように何度も貪欲に求め、強く抱きしめた。明日になれば、この白い肌が、この柔らかな肉体が、また別の男たちの醜い愛撫によって汚されるかもしれない。その恐怖と、奪われたくないという強い執着が、雄一を突き動かしていた。
澪もまた、激しく喘ぎながら、雄一の背中に爪を立て、狂おしいほどに夫の身体を求めた。自分のナカに、鬼頭や真壁の種が注ぎ込まれる前に、最愛の夫の存在で全てを満たしてしまいたかった。この激しい交わりは、明日からまた始まる凌辱の日々に対する、二人なりの言葉にならない恐怖の裏返しであり、不条理な運命に対する、せめてもの最後の抵抗だった。互いの汗と涙が混ざり合い、壊れゆく世界の瀬戸際で、二人はただ、狂気とも言える激しさで愛を確かめ合い続けた。
やがて、嵐のような情事が終わり、疲れ果てて互いの温もりを抱きしめ合ったまま、二人は短い眠りについた。
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