この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第102章 若き脅迫者
その度重なる拒絶に、時雨崎の若いプライドは完全にへし折られ、男としての独占欲が醜い苛立ちへと変わった。彼は小さく息を吐くと、ポケットからスマートフォンを取り出し、画面を澪の目の前へと静かに突きつけた。
「せっかくふたりきりになれたのに、そんな態度をとられると悲しいな……。これ、すごく綺麗に撮れてると思いません? もし僕の手が滑って、何かの拍子にネットの世界へポロッと流出しちゃったら、本当に気の毒だなぁ、なんて」
画面に並んでいたのは、デジタルデータとして鮮明に残された、自分の無残な姿だった。あの懇親会の夜、会員制ホテルの客室で織部に身体を貪られている生々しいシーンや、自身の淫らな女性器があからさまになっている、目を覆いたくなるような秘密の記録。
それを見た瞬間、澪の顔から完全に血の気が引いた。全身を凍りつかせるような絶望が彼女を襲う。直接的ではない、しかし確実に退路を断つような、うっかりミスを装った流出のほのめかし。こんな醜態が公に晒されてしまえば、自分の社会的な立場だけでなく、大切な家族の生活もすべて破滅してしまう。もう抵抗などできないのだと、澪は残酷な電子の光を突きつけられて一度は絶望した。
力が抜け、諦めとともにうなだれた澪の身体を、時雨崎は勝ち誇ったように再び強く抱きしめた。今度は澪からの明確な物理的抵抗はなかった。人形のように動かなくなった澪の身体に、時雨崎は満足げに息を漏らし、再びその唇へと自らの顔を近づけてしていく。
だが、澪はせめてもの最後の抵抗として、顔をわずかに背け、唇だけは頑なに拒もうとした。せめて、雄一との絆の象徴である唇だけは、これ以上他の男に差し出したくなかった。
しかし、若い時雨崎はそれでは満足できなかった。澪のすべてを支配したいという独占欲から、彼はどうしてもオークションの戦利品のように彼女の唇を欲しがった。
「ねえ、なんで唇はダメなんですか?……僕、機械の操作に疎いから、気づかないうちに自動同期でネット全体に共有されちゃうかもしれないですよ?」
時雨崎は耳元で低く囁きながら、再びデータの拡散を匂わせる言葉を口にして、じわりと心理的な罠を仕掛けてきた。その静かな口調こそが、澪の心に最も深く突き刺さる脅しだった。
「せっかくふたりきりになれたのに、そんな態度をとられると悲しいな……。これ、すごく綺麗に撮れてると思いません? もし僕の手が滑って、何かの拍子にネットの世界へポロッと流出しちゃったら、本当に気の毒だなぁ、なんて」
画面に並んでいたのは、デジタルデータとして鮮明に残された、自分の無残な姿だった。あの懇親会の夜、会員制ホテルの客室で織部に身体を貪られている生々しいシーンや、自身の淫らな女性器があからさまになっている、目を覆いたくなるような秘密の記録。
それを見た瞬間、澪の顔から完全に血の気が引いた。全身を凍りつかせるような絶望が彼女を襲う。直接的ではない、しかし確実に退路を断つような、うっかりミスを装った流出のほのめかし。こんな醜態が公に晒されてしまえば、自分の社会的な立場だけでなく、大切な家族の生活もすべて破滅してしまう。もう抵抗などできないのだと、澪は残酷な電子の光を突きつけられて一度は絶望した。
力が抜け、諦めとともにうなだれた澪の身体を、時雨崎は勝ち誇ったように再び強く抱きしめた。今度は澪からの明確な物理的抵抗はなかった。人形のように動かなくなった澪の身体に、時雨崎は満足げに息を漏らし、再びその唇へと自らの顔を近づけてしていく。
だが、澪はせめてもの最後の抵抗として、顔をわずかに背け、唇だけは頑なに拒もうとした。せめて、雄一との絆の象徴である唇だけは、これ以上他の男に差し出したくなかった。
しかし、若い時雨崎はそれでは満足できなかった。澪のすべてを支配したいという独占欲から、彼はどうしてもオークションの戦利品のように彼女の唇を欲しがった。
「ねえ、なんで唇はダメなんですか?……僕、機械の操作に疎いから、気づかないうちに自動同期でネット全体に共有されちゃうかもしれないですよ?」
時雨崎は耳元で低く囁きながら、再びデータの拡散を匂わせる言葉を口にして、じわりと心理的な罠を仕掛けてきた。その静かな口調こそが、澪の心に最も深く突き刺さる脅しだった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


