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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第103章 骨抜きの策略
思う存分に彼女を喘がせ、その甘い声を鼓膜に焼き付けた時雨崎は、澪の秘所からじゅぷりと濡れた音を立てて一度口を離した。そして、自身の欲求で猛烈に昂ぶった屹立を澪の濡れた唇に押し当てながら、低く掠れた声で命令を下した。
「ほら、澪さん……僕ばっかり気持ちよくしてあげてるの、不公平じゃないですか。澪さんも、僕のこれを早くしゃぶってください……っ」
その言葉と、目の前に突きつけられた時雨崎の熱く猛り立つペニスを前にして、澪の心の中にどこか諦めに似た境地が芽生え始めていた。いくら拒絶し、嫌がったところで、この若い男が自分を執拗に貪ることをやめないのは明白だった。時雨崎と朝まで、という過酷な現実からは、どうあがいても逃れられないのだ。
(だったら……このまま、ずっと挿入以外でこの人を逝かせ続ければいい。そうすれば、挿入という最悪な事態だけは最後まで避けられるかもしれない……)
澪は混濁する頭の中で、必死に一つの計算を成り立たせていた。本番を迎えさせず、口や手を使った愛撫だけで何度も絶頂へと昇り詰めさせ、すべての精力を吐き出させてしまえば、自らの尊厳を決定的に踏みにじられる最悪の結末だけは防げるはずだと考えたのだ。
澪はそっと自由な手を伸ばすと、目の前で荒々しく拍動する時雨崎のモノに指先を添えた。そして、鬼頭によって、肉体に深く仕込まれた巧みなフェラチオのテクニックを、一気に解放することにした。
唇を艶めかしく割ると、吸い付くような巧みな舌使いで、最も敏感な先端から根元にかけて、一分の隙もなくねっとりと咥え込んでいく。ただ義務的にしゃぶるのではない。時雨崎の呼吸の乱れを正確に察知しながら、喉の奥を使い、吸い上げるような強烈な圧迫を交互に与えていく卓越した愛撫。
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