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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第45章 逃げ切れない平日の甘い攻防~水曜~残業編
同日 20時45分 横浜市 神奈川区 彩香 自宅マンション

彩香はようやく作業を終えて自宅マンションに戻ってきた。
部屋に入るなりドアに背中を預け、大きく息を吐いた。

全身が疲れていたが、心の中は複雑だった。

特に、ペットボトルの底に貼られていた付箋のメッセージが頭から離れない。
彩香はベッドに座り、スマホを握りしめて震える指でLINEを打った。

彩香 21:30 
健治さん……意地悪すぎです( ;∀;)
付箋のメッセージ、ありがたいですけども……
恥ずかしいです!!!
独占欲、最近強すぎますし……( ;∀;)
他の二人にばれたらどうするんですか……!?

送信した後、彩香はスマホを両手でぎゅっと抱きしめ、
ベッドにうつ伏せになった。
顔が熱い。
耳まで真っ赤になり、足をばたばたさせながら小さく呟く。

「……もう……本当に意地悪……でも、嬉しかったりする自分が嫌……」

スマホを握ったまま、健治さんからの返信をドキドキしながら待つ彩香だった。
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