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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第49章 1ヶ月記念~二人だけの湘南ドライブデート~ 中編
夜8時半 湘南 海を見下ろすホテル最上階のスイートルーム

ドアが閉まった瞬間、
健治は彩香を抱き寄せ、壁に優しく押し付けるようにして深くキスをした。
舌を絡め、吸い、彩香の息を完全に奪う濃厚な口づけ。

彩香はすぐに膝を震わせ、健治の広い胸にしがみついた。

「……んっ……はぁ……健治さん……」

「シャワー、一緒に入ろうか」

二人は服を脱がせ合いながらバスルームへ。

彩香の白いブラウスとスカート、健治のシャツとチノパンが床に落ちる。

広いシャワールームに温かいお湯を出しながら、健治は彩香の裸体を後ろから抱きしめた。

厚みのある胸板が彼女の背中に密着し、逞しい腕が細い腰を抱き込む。

口ひげの生えた顔を彩香の首筋に埋め、優しく吸う。

「今日の彩香、ずっと可愛かったな。
特に龍恋の鐘の前で南京錠に一生懸命書いてた時……」

「……っ! 覚えてるんですか……?」

「ああ。『大内健治さんとずっと2人で幸せに過ごしたい』だって? 
……正直、胸が熱くなったぞ」

彩香が耳まで真っ赤になって俯くと、
健治は意地悪く笑いながら彼女の耳たぶを軽く噛んだ。

「恥ずかしがるなよ。俺は嬉しかったんだ。お前が本気で俺を欲しがってるのが、
ちゃんと伝わってきた」

「健治さん……意地悪……」

「可愛いから意地悪したくなるんだ」
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