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あなたの一番になりたいのに
第4章 【おまけ〜マリナ&サツキ編】
その頃にカンナの恋人、香月さんが事故に遭い
記憶を失った
マリナさんと一緒にカンナを支える日々
2人の愛は本物だから心配はしていなかったけど
香月さんが居ない時のカンナのポンコツぶりは
凄まじかった
「カンナ?カンナ!カンナってば!」
呼んでもすぐに返事しないし
書類もバラバラ、壁に激突してるわ
珈琲零すわ、言うまでご飯食べないし
会議も心此処にあらずといった感じで
一言一句、フォローに回る始末
わかってるよ、恋人が記憶を失ったんだもん
もし、万が一、それがマリナさんだったら…と
考えただけで絶望だよ
だからカンナを責める事は出来ない
社内の人間も同じ気持ちだったと思う
見てられない姿をよく目撃したよね
初めて見た人も居ただろう
あんなカンナの弱々しい姿を……
一番近くに居る私も辛かった
それでも必死に藻掻いて立ち上がろうとする
カンナを私たちは支え、力を貸すしかないの
隠れて一人泣きしてる姿を何度見かけただろう
憔悴しきってたカンナに喝を入れたのは
他の誰でもない、マリナさんだった
「しっかりしろ!取り戻しに行け!忘れたんなら無理に思い出させる必要もないよ!もう一度落とすまでだろ!カンナらしくあの子を愛し抜いてあげな、もう答えは出てるでしょ?」
姉であるマリナさんの声は一番心に届いたと思う
そこからの回復ぶりも凄まじかったよね
さすが、姉妹だなと思った
開き直ったか、と思わざるを得ないくらい
カンナは香月さん一色だったね
見事に想いを伝えて、記憶ないままの彼女を
落としてた
人生で二度、恋に落ちるなんて凄い事よね
運命なんじゃないかって本気で思わせてくれる
2人が復縁したのを見届けたら
「これで心置きなくサツキを奪い返せるわ」と
頬にキスしてきたマリナさん
え?え?奪い返す?どういう意味ですか??
「だってサツキ、カンナとミオちゃんの事が心配で心配で心が休まってなかったでしょ?」
うっ……そういや、私たちもご無沙汰だったり?
抱き合ってソフトなキスばかりでしたね
何となく、そんな雰囲気にならなかったかも

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