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お題小説第7弾『泡姫の純愛Ⅱ』
第1章 バーにて…
 6

「よ、4枠指名って?」

―――うん、そう、4枠8時間で32万円、そして、毎回外でデート…
 しかもホテルは高級ホテルのスィートではないけど、すぐその下ランク…
 そして、色々な処に出掛けたり、ご飯食べたり、それにプレゼントのお買い物までしてくれたり…と。

「う、す、凄っ、それって、毎回50万円くらい…」

「うん…」
 めいちゃんは、頷く。

 本当に世の中には、お金持ちがいるんだ…

―――でね、その4枠指名デートをね、毎月二回はしてくれるのよ―――

「え、月に二回も…」

―――うん、そう、それに、本当に優しくて、物知りで、いい人で、全然お高くなくてさ…
 だから、わたしも本当に心を許し始めちゃっててね…
 それでね、確か五回目の4枠指名の時だったかなぁ…
 ベッドでまったりしている時に、その彼に訊いたのよ―――

「え、訊いたって?」

「うん、そう……」

―――こんなにお金使ってくれるんだから、彼女、愛人にしてくれてもいいよって…
 あ、いや、本音は彼女になりたい…かなぁ。
 それに、その間は、わたしはソープ嬢な訳だから、他のオトコとさぁ…
 それでもいいの?
 嫉妬しないの?ってね―――

「う、うん、そうよねぇ…」
 普通のオトコなら…
 それに、そんな人生に成功しているオトコならば、もっとギラギラして、オンナに対する独占欲が強いのが普通だと思われる。

 いや、わたしが知っているオトコ達は、みなそうであった…

「あ、でもね、うん、彼はね…」

―――五十代後半でね、性欲は強くないみたいでね…
 エッチはいつも一回戦なの―――

「えっ?」 
 わたしには、不思議に感じてしまう。

 だって、こんなにお金を使っているのに、エッチは淡白って…
 普通、お金使ってるんだからってギラギラするもんなんだろうと思えるのだが…

「なんかね、昔、オンナと色々あったみたいでねぇ、詳しくは教えてくれないけど……」

―――それに彼は
   下着フェチみたいでさぁ―――

「え、し、下着フェチ?」

「うん…」

 わたしは、そんなめいちゃんの言葉にドキッとしてしまう…

 だって、わたしも、フェチ…
 オンナのストッキングフェチだから。

「いつもね、薔薇柄の下着をね……」



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