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お題小説第8弾「暴走彼氏」
第1章 暴走彼氏
「アフリカとかで、腹すかせてる子に、飯、食わせてやってくださーい!!」
「しょ…翔ちゃんは、サークルメンバーじゃないんだから…」
「うるせーっ!
そのサークルの奴らはどーしたんだよ!」
「み…みんなたまたま今日は用事ができちゃったみたいで…」
しどろもどろに言う和也を、翔がじとっと睨みつける。
和也が所属するボランティアサークルで今日の夕刻、
駅前で募金活動をすることになっていた。
しかし、いざ集まってみると、
みな口々に用事がある、バイトが急に入った等と言って、
募金活動に参加できないと言い出したのだそうだ。
はあ…
芝居がかった仕草で、翔はため息をついてみせる。
「んなの、この天気見て、
面倒くさくなっただけに決まってんだろ!
てめーまた、ひとりだけ面倒事押し付けられやがって!」
「そ、そんな…ほ、ホントかもしれないし…」
そうは言っていたものの、和也もまた、
みんなが雨の日の募金活動を面倒くさがって、
早々に撤退した、ということには気づいていたのだ。
それでも、この場所を事前に申請して借りていること、
ボラサの実績が不足して、大学からの支援金が打ち切られそうになっていること、
そして何より、やりかけたことを途中で投げ出せない真面目な性格から、
彼だけは逃げずに取り掛かったのだ。
「んなわけねーだろ、ちくしょー!
あいつら今度会ったら、一発シメて…」
「やめてよ!…翔ちゃん、そうやってすぐ暴走する!」
「暴走はテメーだろ!
見ろ、こんなにずぶ濡れになりやがって。
風邪引くわ!」
こんな会話を交わしつつ、
結局、翔は和也といっしょに、残り1時間の募金活動をしていった。
「しょ…翔ちゃんは、サークルメンバーじゃないんだから…」
「うるせーっ!
そのサークルの奴らはどーしたんだよ!」
「み…みんなたまたま今日は用事ができちゃったみたいで…」
しどろもどろに言う和也を、翔がじとっと睨みつける。
和也が所属するボランティアサークルで今日の夕刻、
駅前で募金活動をすることになっていた。
しかし、いざ集まってみると、
みな口々に用事がある、バイトが急に入った等と言って、
募金活動に参加できないと言い出したのだそうだ。
はあ…
芝居がかった仕草で、翔はため息をついてみせる。
「んなの、この天気見て、
面倒くさくなっただけに決まってんだろ!
てめーまた、ひとりだけ面倒事押し付けられやがって!」
「そ、そんな…ほ、ホントかもしれないし…」
そうは言っていたものの、和也もまた、
みんなが雨の日の募金活動を面倒くさがって、
早々に撤退した、ということには気づいていたのだ。
それでも、この場所を事前に申請して借りていること、
ボラサの実績が不足して、大学からの支援金が打ち切られそうになっていること、
そして何より、やりかけたことを途中で投げ出せない真面目な性格から、
彼だけは逃げずに取り掛かったのだ。
「んなわけねーだろ、ちくしょー!
あいつら今度会ったら、一発シメて…」
「やめてよ!…翔ちゃん、そうやってすぐ暴走する!」
「暴走はテメーだろ!
見ろ、こんなにずぶ濡れになりやがって。
風邪引くわ!」
こんな会話を交わしつつ、
結局、翔は和也といっしょに、残り1時間の募金活動をしていった。

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