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『居候と人妻 真弓』浪人生と人妻のセックス三昧な日々
第53章 53話
お洒落なカフェでランチを楽しんでいた時は良かった。問題は映画館だった。
真弓がその日観に行ったのは、とある海外の恋愛映画。
平日の昼間の映画館は人が少なくガラガラで、真弓以外には数組のカップルや夫婦らしき男女がいるだけだった。
それでも真弓は気にすることなく、カップル達がいる席よりも後ろの方の席に座り、リラックスした状態でコーラとポップコーンを持ってワクワクしながら映画を観ていた。
しかし、見ていた恋愛映画がちょっとしたラブシーンに入った辺りから、真弓は自分の身体に異変を感じていた。
なんてことはない、どんな映画にもあるような男女がキスをし、ベッドで抱き合っているだけのシーンで、今時高校生でも気にしないような映像だ。
それなのに真弓は……
――やだ……私……何考えてるんだろう……――
男女の唇が重なり、濃厚なキスをしているシーンを見て、真弓は身体を熱くさせていたのだ。
映画に出ている美しいヒロインの女優は、すっかりその役になりきって、うっとりとした表情で俳優とのキスを味わっているように見えた。
――わぁ…この俳優さん、キス上手……――
――ぁぁ……気持ち良さそう……――
そんな事を考えながら、真弓は寂しくなった唇を自分の指で触ってしまっていた。
そして、ふとスクリーンから視線を落とした真弓は、さらにある事に気付いてしまった。
自分より前の方の席に座っていた一組のカップルが、キスをしていたのだ。

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