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美蛙
第1章 永遠に続くような現実の中で
格技場の裏。

「何これ?」

リボンのついた小さな箱を投げつける。

「痛っ。。。」

箱が顔に当たり、手で頬をおさえた。

ガッと、床にへたり込むようにして座る女子高生の太ももを踏みつけて

「これは何?って聞いてんの」

箱を投げつけた金髪の女子高生は、仁王立ちで女子高生を睨み続ける。

「チョコレート。。。です。。」

女子高生の目の前に屈み、アゴをつかんで、

「そんなことはわかってる。何でこれを翔君に渡そうとしたの?」

「好きだから。。。キャッ。。。。」

平手で頬を打ち

「敬語」

「好きだから。。です」

金髪の女子高生は背後に立つ三人の男子の方を見て

「お腹空いてる?」

一人の男子が頷くと、金髪の女子高生が箱を拾って差し出し

「食べたら?」

男子が箱を受け取り、乱雑に箱をこじ開ける。

箱の中には小さなハート型のチョコレートが複数枚入っていた。
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