この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真夏の熟果-裂けて堕ちた柘榴の赤い実
第2章 海水浴場
二人が距離を詰めようと、距離を測っている間に、

私は脱兎のごとく走って海に向かった。


「おい、待てよ」


「逃げることないじゃないか」


二人が後ろから声を掛けながら追いかけてくるのはわかった。

ヒップに痛いほど、視線を感じた。


「そんなにエロいケツを振りながら走られたら、マジでたまんねぇー!」


櫻井と名乗った男の声が浜に響く。

波打ち際に辿り着き、そのまま、私は海の中に入っていった。

振り返ると二人の姿が迫っていた。

さらに向こう、浜辺を歩く女性の姿も見えた。凛花かもしれない。

ここで、彼らが諦めてテントに戻っては困る。

少し走る速さを落として、二人を引き付けた。

そして、海に入って泳ぎ始めた。

あの見えた女性が凛花でなかったら…。

その可能性もあった。

何と言っても、ビキニスタイルの水着を着ていたことは遠目でもわかったけど、

あれが、凛花である確証はなかった。ただ、水着は同じ色だったけど。

だから、凛花がいるかもしれない大きな海水浴場がある突堤の方ではなく、

反対の半島のようになった岬の方に向かって泳いだ。

以前、来たときの記憶では、干潮時に、半島の先端の岬付近まで浜になっていた。

それを頼りに泳いだ。

さすがに、沖に出て深い海の底には沈みたくはなかったから。


「あまり沖に行くと、流されるぞ」


笑いながら櫻井と名乗った男の声が聞こえた。

櫻井と名乗った男は結構、余裕があるのか、声が聞こえる。

鈴木と名乗った男の声は聞こえないが、息継ぎと同時に振り返ると、

頭が二つ見えた。やはり、二人で追いかけて来ていた。

先程も凛花と競争するように泳いでいた私に残っている体力は僅かだった。

どこかで岸に上がらないと、本当に流されてしまう…。
/29ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ