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妻であること、女であること(仮
第1章 女の勘
尚太は、晩御飯がいらない時は、
きちんと連絡をくれるいい夫だ。

一緒に飲みに行くのは、
尚太が所属している野球チームの仲間か、
息子が野球をやっていた時の父兄仲間。
息子の野球の応援も積極的に参加してくれて、
人当たりもよく優しいし、周囲の人からも評判がいい。

お給料も、ちゃんと渡してくれる。
そのお給料の中から、
いくらか自分の懐に入れているのは知っているけど、
それは目をつぶっている。
私はパートだもの、
しっかり働いてくれている尚太に、
そのくらいの自由はあっていいと思っている。

そんな夫に感じた、女の勘。

これは…気のせいなのかな…

なんで今日、飲み会なのかな。
一人でいると色々考えちゃうじゃない…

何も起こっていないのに、
胸のザワつく私は食欲がない。
今日は…ご飯、いいや。
と、晩御飯をキャンセルすると、
早々にお風呂に入って、一人ベットに寝転んだ。

ちょっと頭の整理をしたかっのだ。

本当に、夫に怪しいところはないのか。
そして
私のセックスレスは、
一般的にごく普通のことなのか…。

まず、夫の怪しいところ。
強いていうなら、
息子の野球活動が終わってから、
自分の所属する野球チームとの関わりが
多くなり出かけることも多い。

その度に泥のついたユニフォームを持って帰ってくるから怪しんだことはなかったんだけど、
野球が終わってからの飲み会は、
本当に飲み会なのかどうかは、謎。

怪しいと思ったことはなかったけど、
浮気をしようとすれば、
いくらでもできる状況ではある、ということだ。

セックスレスについてはどうだろう。
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