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第31章 Lesson お仕置き

「そっか…いつか…会えるかな…」

ボソッと呟いた言葉にヤナセは

「はい…順調に行けば…琴海様と同期になるかと…」

「同期…凄い！」

まさか同時期に女性講師になるメンバーが居る事に、講師になった後の不安が薄くなっていく。

「あ…皆さん…独身なんですか？」

講師を目指している訳だから、独身じゃないとなれないよな…。

「はい…詳しい事は言えませんが…琴海様以外、皆様…独身です…」

「そうですか…」

はぁ…
私だけ、最終レッスンの資格が貰えるか危ういんだ…。

「ラブカルに通う女性は…それなりの事情がございます…ですから講師を目指してる方々も…色んな覚悟の上で講師を目指してます…」

「覚悟…」

さっき聞かされた事を同じ様に聞いた上で目指しているなら…
相当の肚決めが必要だ。

「中には少々…恋愛に卑屈になってしまっている方もいます…」

「あぁ…」

きっと…様々な思いを抱えて来たんだろうな…
そんな事も女同士で、語り合えたり出来るのかな〜。

ヤナセは少し切な気な面持ちになり、それが美しい顔を色っぽくさせる。

「ラブカル講師の課せられる事は…凄く酷な事が多いです…その上…一生独身の業を背負って生きていくのは…少々不憫なものを感じました…」

「ヤナセさん…」

そう思ったヤナセさん自身は…
どうしたいんだろう…？