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第31章 Lesson お仕置き

ヤナセは少し目を細め、更に話しを進めていく。 

「それと…ラブカルに関わってない方と付き合うのは…かなり理解がないと無理でしょう…多分、長くは持たない可能性が高くなり、それでは改正の意味が無くなります…」

「はい…」

そりゃぁ〜耐え難いよね！
うぅっ！
私もセイジが、たくさんの生徒とレッスンしているのを間近で見る様になったら…
毎日、嫉妬心とか湧いてきちゃったりしないかな…。

「そう言う訳で…元々お互いの仕事内容に理解が持て、生徒にもお手本となれる様に…講師同士が一番ベストという見解になりました…」

「なるほど…それは納得です！」

ヤナセも説明は最もだと思って、ウンウンと深く頷いたが…

「ですが琴海様…これはあくまでも理想論です…実際に講師同士が本当に上手くいくかは…解りません…」

「あ…そうです…よね…」

流石、先見の明が利くヤナセ。

現実はそんな簡単じゃないと踏んでいる。

「スクールの信用と功績を失墜する様な事は出来ません…講師同士で結婚したなら…『離婚』だけは絶対しない…これが改正案のキーポイントになります…」

「『離婚』を…絶対しないですか…」

ドッキィィィ〜ン！

その条件に、私の胸は高鳴った。

もしセイジと結婚出来たら、ずぅぅぅぅぅ〜と、一緒に居られるって事だよね！

それをスクール見守ってくれるなら、こんな幸せな事はない！