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ラブカルチャースクール 2
第35章 M Lesson 12回目
うぅぅ…優しいなぁ〜。

ジィ〜ン…
マサキの優しさが、妙に胸に沁みた。

いつも優しいけど、今日はまた一段と優しく思えるは…

私の気のせいだろうか?

そんな事が胸に過ぎりながら、『獅子舞』は次の振り付けに進む。

「琴海さん…片腕ずつ体重を支えるように後ろに手を付けれるかい」

「はい!」

もしバランスを崩してもベッドの上だし、ナツと倒れた落ち松葉状態よりは全然ましだろう。

言われた通り、無事に後ろで両手で上体を支えられた。

マサキは口元を綻ばせて

「うん…上手。次はゆっくり腰を下ろして…安定したら脚を俺の肩に掛けてみて」

「はい!分かりました!」

改めてやってみると、形になるまで結構難しいのは、男性の両手が塞がっているからか…

丁寧に誘導してくれるマサキのお陰で、自分なりに分析まで始める。

脚も片方ずつマサキの肩に掛けたが、タッパがない分体勢が少しキツくて、足首がマサキの首にしがみ付く。

腿が自然と合わさると

「女性が太股を閉じている分…締まりが良くなって摩擦が強くなるんだよ」

「へっ!そうなんですか!」

なるほど〜『獅子舞』だけに、芸が細かい!

なんて…
一人で勝手にボケてみる。

「じゃぁ…ピストン運動していくね」

「は、はい!」

いよいよ…舞が始まった。

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