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ラブカルチャースクール 2
第7章 M Lesson 教養S
「えっと…えっと…」

何とか質問を考える私に、ハナブサは眼鏡のフレームをクイッと少し上げて

「琴海さん…ここで学ぶ事は…ほんの一握りの知識です」

レンズがキラーンと光る。

ドキッ…何だろう…。

「は…い…」

「ラブカルは…男性講師は…最善を尽くして生徒さんの性生活をサポート致しますが…テクニックや、知識だけでは、解決出来無い事もあります」

「はい…」

え…どういうことだろう…。
私はラブカルに…講師たちに凄い助けられたけど…。

いつの間にか漫才コンビも静かに、会話を聞いている。

「琴海さんは…マスターを…女性講師を目指されてるんですか?」

「はい…出来たら…」

真っ直ぐと眼鏡を見詰める…

「そうですか…貴女だからこそ…生徒さんに伝えていける事があると思います」

「はい…有難うございます…」

最後にハナブサは…華麗な扇裁きで、口元を覆い切れ長の瞳で微笑み…


キ〜ンコンカ〜ンコン…

終礼のチャイムが鳴り響いた。



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