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第43章 Ｍ 卒業 Lesson

「あんっ！あぁぁんっ！あっ…あぁぁ…」

茂みの奥から甘い快感が霧のように広がって、皮膚の表面に張り付いてくる。

後頭部からじんわり淡い恍惚感が湧き出し、蕩けるような心地よさに頭を仰け反らせて快感に支配された顔を晒す。

襲ってくるオーガズムに密宮は震え、止めどなく愛密が湧き立つ。

飽和した密は肉洞を流れて、渓谷の入り口から垂れ落ちていった。

「はぁ…はぁぁ……ぁ…」

挿入される前から、もうどうにかなっちゃいそう…。

押し寄せてくる快感に飲み込まれそうで、眉間をよせて大きく開いた口で水面から酸素を吸いこむように呼吸する。

四つん這いになった手足の指先に力が入り、ギュッと丸めた。

固まっている私にセイジは

「疲れちゃうと持たないから、そろそろ挿入するね」

カチカチの男根とは正反対に、ソフトな言い回し先導してくる。

「う…うぅん…」

やっと挿入だ…
ここから挽回しないと…。

内腿に愛液を滴らせながら『特殊課題』遂行へと意欲を燃やす。

「ゆっくり挿れていくから、琴海力を抜いてね」

「ふわぁいぃ…」

気合の割には力が抜けた声になってしまう。

射精…しゃせい……しゃっせい…。

メリーゴーランド張りに『射精』で頭をグルグルさせて、下腹部から意識を反らさせた。