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ラブカルチャースクール 2
第10章 Lesson 四天王
カラン…コロン…

お店を出ると外はすっかり真っ暗で、少し肌寒かった。

「今日は本当に有難うございました!」

改めてお礼を言うと

「マスターにはお世話になってるからな…」

ワタリに無骨に言われたが、なんだかそれも慣れてきた。

「はい…では失礼します」

もう一度頭を下げて、駅に向かおうとすると

「琴海様…駅までお送りします」

ヤナセが数歩で近づいて来て横に並ぶ。

「なっ!大丈夫です!」

「遅くなってしまいましたし…駅と言いましてもそれ程の距離もなく余りお役には立てませんが…」

いや!お役に立てないとかじゃなくて!
無駄に目立つんですよっ!

「本当に…大丈夫ですぅ〜」

緊張で、涙目になりそうだ…
どうかご勘弁を…。


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