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ラブカルチャースクール 2
第18章 M Lesson 教養K
セイジは指示棒を取り出して伸ばし、一番上の『ライトキス』を指して説明を始める。

こうしてると本当にスクールの授業みたいで、セイジが先生かと思うとワクワクしてしまう。

「上から順に軽めなキスになって…最後は一番濃厚になるんだ」

一番最後は『フレンチキス』だ。

「日本だと…フレンチの言葉の響きが軽く聞こえるから、ソフトなキスに間違われ易いけど、舌を絡ませるディープキスと同じくらい濃厚なのを『フレンチキス』という時もあるかな」

「へぇ〜!」

ハナブサの時の様な緊張感はなく、思いっきりに感嘆してしまった。

ナツも開放的になって

「そうなんすよね!俺もラブカル来るまで勘違いしてました!」

「うんうん!そうだね!」

「ははは…まだフレンチキスの説明だけだよ…」

テンションの高い私たちに、セイジは優しく微笑み掛ける。

最初のハヤトでどうなるかと思ったけど、始まって数分で盛り上がれるのは、セイジ独特の温かさだと思った。


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