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第18章 M Lesson 教養K

「ナツ？」

あの慌て方はもしかしてずっと、おトイレを我慢してたのかな？

セイジはナツが出て行った方を黙ってジッと見詰め…

「しばらく…戻らないかな…」

ボソッと呟いた。

「えっ？ナツお腹でもいたいの？」

「ん〜お腹じゃなくて…別件だと思う…」

「別件…？大丈夫かな…」

その言葉に隠が籠っていて、ナツの事が気になってしまうと

「琴海…こっち向いて…」

セイジが甘く呼び掛けてきた。

ドッキュン！

直ぐ様セイジモードに切り替わり顔を見上げると、さっきまでの悩んでる顏とは違い、いつもの優しい笑顔を向けられていて

「琴海…口開けて…」

「へ？口を…」

なんでか分からないけど、目の前に微笑んでるセイジの顔が…
凄い可愛く見えてしまい…

「う…うん…あ〜」

言われたまま開けてみると〜

ポイッ！！

何か口の中に放り込まれた。