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ラブカルチャースクール 2
第21章 M Lesson 7回目
ラブカルビルのエントランスに着いて、エレベーターのボタンを押し、降りてくる階数表示をボンヤリと見上げる。

「はぁ…頑張んないと…」

今日は実技レッスンの日。

今回で7回目だ。

目標に向かって頑張ろうと何度も自分を奮い立たせるが、セイジの事も旦那の事も目の前が漠然としてしまって、気を抜くとポッカリと穴が空く様な虚無感に襲われそうになる。

「今日の担当…誰だろう…」

出来たら、コウセイやマサキに当たらないかなぁ〜。

そんな事考えていると、1の字が点滅し

チーン!

エレベーターが到着した。

ドアが開いて、乗り込もうとした時…

「おい!チビ!一緒に乗せろ!」

背中に…鋭い視線が刺さった気がした。

この…声は…

「チビ!ドア閉まるだろ!早く乗れ!」

「はいっ!」

条件反射で気を付けをして、慌てて飛び乗る。

いつでもどこでも体育会系…
イーグルワタリと一緒になってしまった。

ワタリは手にポリ袋をぶら下げ、仏頂面でエレベーターに乗り、無言で受付階を押した。

「あ…」

「なんだ…」

ギロリ…33センチの身長差から、射抜く様に睨まれる。

ひぃぃぃぃ〜!やっぱり怖い…。

「あ…有難う…ございます…」

一応ボタンのお礼を言うと、ワタリは眉間に皺を寄せ

「今日は…体調…良いのか?」

珍しく話題を振ってきた。


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