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素直になれない幼なじみ【短編】
第3章 本物の体温
◇
深夜4時、静まり返った部屋。
カーテンの隙間から、わずかに青白い夜明けの光が差し込んでいる。
私はパチリと目を覚ました。
隣には、静かな寝息を立てて眠る皇の姿。
その腕はしっかりと私の腰に回されている。
肌を合わせ、繋がってしまった──。
けれど、身体の熱が冷めていくにつれて、私の心には冷たい現実が押し寄せてくる。
( 私……何やってるんだろう。結局、流されて、身体を許しちゃった…… )
皇が言った「我慢するため」という言葉。
それは、私を本当に愛しているという意味なのだろうか。
それとも、単なる男の欲からくるものなのだろうか。
( 結局……私も、他の子たちと同じ『都合のいい存在』になっちゃったんだ…… )
そう思うと、シーツを握りしめる手に力が入り、再び涙が溢れそうになった。

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