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素直になれない幼なじみ【短編】
第1章 午前0時
ピピピッ、ピピピッ、と深夜のワンルームに電子音が鋭く響いた。
時計の針は、深夜の0時を回っている。
「……誰、こんな時間に」
ベッドでうとうとしていた私は、重い体を起こして玄関へ向かった。
ドアスコープを覗くと、見慣れた、けれどこんな時間にいるはずのない男の姿が歪んで映っていた。
チェーンをかけたまま、ドアを数センチだけ開ける。
「皇…!こんな時間に何してるの」
「よっ。起きてた?ラッキー」
外灯の光を浴びている、皇の頬が少し赤い。
お酒の匂いが、開いた隙間から流れ込んでくる。
「…ラッキーじゃないよ、近所迷惑。……ねぇ、もしかして酔ってる?」
「んー…、まぁな。…それよりさ、凛仔。頼みがあるんだけど」

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