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愛撫の先に…結城啓輔の事情
第1章 プロローグ
女性を抱きオーガズムに達する時相手も俺も気持ちよさそうに終えられている…
問題はない…
服を脱がせ行う事に少し飽き飽きしている…
これがもし女性とつきあいのない童貞くんなら毎日ヤッても満足気なのだろう…
ただ俺は営業マンの頃に童貞をすてているからずいぶんと女性を抱いてきたものだ…
いわゆる一種のパターン的な?
きれいな女性でもプロポーションが良くても観察して胸が大きいとかあそこの茂みに指を入れたらどんな反応だろうか?という一瞬の興奮でしかない事…
今まで抱き過ぎてどの女性も同じようにオーガズムに引っ張っていくのは俺の弱み?強み?…

彼は予言の為に女性を部屋に招き入れ作り笑いをし背中に手をまわし引き寄せていく。
そして今夜も女性のイク姿をみて笑みを浮かべ甘い言葉で終わりにする。
抱き過ぎたせいで行動も同じになり心の底からの行為ではない事。

【ではお待ちしております、結城】
事が終わり相手が帰った後シャワー後バスローブ姿でパソコンに返事を打ち込む。
また依頼人だ。

あのきつめの女性の予言から2日後から毎日の依頼人できつめの彼女はさぞかし幸せなんだろうと考える…
それを羨ましがる女性達が俺の予言を充てにして…

いいだろう…
ジムとは違う運動だと思えば…
えっ?ダイエット?
違う、俺は痩せすぎてもいない標準体重だ。

ワインを飲みながらパソコンをみる。

俺は依頼人がいれば断れない…


✜ ✜ ✜

そして10日程経った昼間、結城の予言ページに一通の依頼コメントが入った。

【江崎奈々美・24歳 ○月○○日(金)よろしくお願いします】
そんな短いコメントではあるがしっかり名前が書かれている。

彼は今までのように返信コメントを打つ。
【希望する場所が書かれていないので当スイートタイムで21時にお待ちしております、結城】


✜ ✜ ✜

金曜土曜は宿泊客が特に多い。

慌ただしいチェックインの時間帯も隣の従業員とで滞りなく進めていった。
その中には時々予言をした女性と晴れて彼氏になった連れの男性がいたりする。

俺はあぁあの時の依頼人が意中の人を射止めたんだと微笑ましくなり仕事場のスマイルも優しくなる。

俺の予言を守ってくれてありがとう、いつまでも仲良くと思わずにはいられない……

『オーナー今日は20時30分のあがりでしたね』
気をきかせて言ってくれている。
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