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悪癖とトラウマ
第3章 嵐吹く
「少なくとも…俺は、な。」

"俺は"?


「俺は遊びでお前と付き合うような真似はしない。だけど俺と遊びで付き合うような真似をするかどうかはお前次第だから。」

は?

さらっと付き合う前提で言ってない?

「…」

「返事は、待つ。」

「…」

「一週間後、ここで待ってる。」


そう言って小出は屋上から出て行った。





残された僕は小出が去った扉を見つめていた。
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