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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第4章 Confusion(混乱)
深海の水底(みなそこ)を思わせる店内は鮮やかなロイヤルブルーで統一されている。毛足の長い絨毯も壁も深い蒼で纏められ、照明は極限まで落とした、やわらかなブルーだ。店内はさほど広くはなく、テーブル席が十数個あるだけ、二人が寄ったのはまだ夕方早い時間だったので、店内はさほど混んではいなかった。
いつもは会話も弾むのに、その日は殆ど会話らしい会話もなく、食事が済むと早々に二人は席を立った。車の中でももちろん話をすることはなかった。
いつもは会話も弾むのに、その日は殆ど会話らしい会話もなく、食事が済むと早々に二人は席を立った。車の中でももちろん話をすることはなかった。