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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第4章 Confusion(混乱)
彼は微笑んで愛奈の前に小指を差し出す。その指に愛奈が自分の指を絡めた。
蜜柑色の夕陽がいつまでも絡めた指を放そうとしない若い二人の姿を温かく包み込んでいる。
後に反町大地は夜間高校を経て苦労して通信制大学を卒業、サッカー部に所属して全国大会で活躍していたところを認められ、上京してサッカーで有名な企業に就職した。後年、Jリーグにも参加し、三十歳を過ぎてのオリンピック出場を果たし、遅咲きの大物といわれた。