この作品は18歳未満閲覧禁止です
監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第2章 Sudduness(運命の狂った日)
―あたしが忘れものさえしなきゃ、ママは事故に遭うこともなかったんだ。
その想いは今も愛奈の心から消えたことはない。
お給料も払えないから、大勢いた使用人もどんどん辞めていって、今では長年勤めてくれた美代子さんが一人だけ。美代子さんは愛奈が生まれる頃から、ここで働いている。今はもう五十歳は過ぎているだろう。母が突如としていなくなってからは、美代子さんの存在は愛奈にとっては心強かった。