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如月茜(きさらぎ あかね)
第11章 『オルゴールはどこで狂う』と『先生たちの実験室』
【村上先生(むらかみせんせい)51歳】
身長180cm超、体重100kg以上の大柄な体躯で、まるで熊のような圧倒的な存在感を放つ中年体育教師。
奥さんは5歳年上の姉さん女房で、現在は2人暮らし。
お世辞にも「魅力的で洗練された男」とは言えないかもしれないが、長年グラウンドや部活の泥臭い現場で培ってきた、妙な説得力と肝の据わった豪快さ持っている。

【松田先生(まつだせんせい) 25歳】
茜(26歳)の1つ年下にあたる、新婚ホヤホヤの非常に爽やかなイケメン体育教師。 鍛え上げられたがっちりとした筋肉質の肉体を持ちながらも、
嫌みのない人懐っこさと清潔感を兼ね備えており、周囲をパッと明るくするような強い魅力にあふれる男。


熊とイケメン、そして圧倒的強者の我が家にて

茜の指示により、美咲が日常的に背負っていたランドセル。

そのごく自然な日用品のなかに、微小な小型カメラ――「カメレオン」と通称される盗撮・記録デバイスが密かに仕込まれていた。

踏み越えていくすべてのやり取り。その甘美で、しかし法も倫理もかなぐり捨てた淫靡な行為の数々が、赤裸々な映像と音声のデータとして、余すところなくそのレンズに捉えられていた。

すべてを掌握する茜の掌の上で、彼らの秘密は、もはや絶対に隠し通すことのでえない「動かぬ証拠」として確実に蓄積されていく。

3人の教師にとって、それはまさに死刑宣告を待つ裁判のような絶望的な状況だった。

国語の先生は、茜(あかね)にとって特に魅力を感じる要素がなかったため「大人しく返した」――つまり無罪放免。そして、問題は残された体育教師の2人だった。

しかし、一転して彼らを待っていたのは予想外の展開だった。

罪に問われるどころか、圧倒的な立場に立つ茜から
「今度からはこの家に遊びに来て、思う存分プレイをするように」とまさかの提案が下されたのだ。

最初は極度の緊張と恐縮に震えていた浦上先生と松田先生だったが、蓋を開けてみれば不思議と気が合い、今ではすっかりこの豪邸の常連となっている。


そして今宵も――。 茜、恵麻、そして美咲が待つお馴染みのリビングに、熊のような巨体の村上先生と、爽やかな新婚の松田先生が足を運び、賑やかな夜の時間が始まろうとしていた。

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