この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
月曜日の処方箋
第5章 約束の1週間後
「じゃあ、少し脚を開くね。力は抜いていて大丈夫だからね」
加藤の穏やかな声に合わせ、内診台のモーターが低く静かな音を立てて動き出す。
固定された両脚が機械の力で左右へと大きく広げられ、隠しようのない無防備な姿勢が再び強制された。
「……んっ……ぁ……」
視界が遮られた真っ青な空間の中、陽菜は恐怖で息を詰まらせ、手すりを白くなるほど強く握りしめる。
「生理はもう終わっているね。まず消毒からしていくからね」
カーテンの向こうから、手際よく準備を進める気配が伝わってくる。冷たいアルコールの匂いが漂うと同時に、デリケートな粘膜にペタペタとコットンが当てられた。
「ひゃっ…っ、あ……」
敏感になった皮膚を丁寧に拭われるたび、逃げ場のない身体がビクリと跳ねる。
「次はエコーを入れていくよ。力が入っちゃうと痛むから、ゆっくり息を吐いてね」
ひんやりとしたジェルの感触のあと、ゆっくりとエコーの先端が押し当てられる。
しかし、一週間の間に受けた記憶と恐怖が身体の底にこびりついており、陽菜の筋肉は反射的にギュッと硬くこわばってしまった。
「あぅ……っ、やだ……入らない、です……っ、こわい……っ!」
「大丈夫、ゆっくり息を吸って……吐いて……力を抜いてごらん。すぐに終わるからね」
加藤の優しく落ち着いた声と、看護師がそっと肩に添えてくれる手の温もりに励まされ、陽菜は震える肺から息を絞り出した。
そのわずかな緩みに乗じて、器具がじんわりと奥へと滑り込んでいく。
「ん、ぅあ……っ……! うぅ……っ!」
奥を圧迫される鈍い重さに、陽菜は小さく首を横に振り、目から大粒の涙をこぼした。
数分後、ホッとする間もなく、さらに恐れていた次の処置が告げられる。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


