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第1章 チョコレート☆Kiss

バレンタインデーじゃないけど

バレンタインデーに近い日のデート


たまにしか会えないあなただから

あなたに渡す小さなスイートな箱


家には持ち帰れないから…

ここで食べよう


小さなチョコレートを

一粒

あなたの口へ入れてあげる


あなたが嬉しそうに笑って

私の口にも入れてくれた


大人の味だね

あなたが言った


そうね

私が切なく笑った


あなたが私を引き寄せ唇を重ねる

熱くトロける口の中

チョコレート味のKissは


少し甘くて少し苦い

大人のバレンタインデーの味がした