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第6章 ストーカー？？

翌朝・・・。

あの悪夢から一向に寝れず、蓮も一緒に起きててくれた。


「七海、おはよう。コーヒー煎れたから、少し落ち着いたら出かけよう」


「蓮、お店は？」


「大丈夫！心配するな！」


蓮は、休みを取ったのか分からなかったが、今日は一緒に居てくれると言う。


私、迷惑ばっかり掛けちゃう・・・お店もオープンしたばかりで忙しいのに・・・


「蓮、私・・・一人で行けるから・・・大丈夫だから・・・」


「バーカ！遠慮するなって言っただろ！気にすんな！仕事より大切な物がある・・・」


「大切な物？」


蓮は、私の頭をポンポンと叩きながらニコッと笑い


「家族！」

っと言った。


偽の家族でも、大切と言ってくれた。

その時、蓮の携帯が鳴った。


「彩音だ・・・」


「ねぇ・・・彩音には・・・言わないで・・・」


「分かってる」


蓮は彩音からの電話に出た。


「もしもし？あぁ・・・うん・・・いや、今日は居ないな。あぁ・・・連絡するよ
　じゃぁな！」


「彩音何て？」


「ＣＡ時代の友達と一緒にランチに来たいってさ！」


「そうか・・・」


彩音には、変な心配をさせたくなかった。


家庭もあるし子供も居るし。