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Try Marriage
第7章 正体
「無言電話も、手紙も彼だったみたいね・・・」


「どうして?」


「一緒に働いていた時、全く振り向いてもらえなくて、そして結婚したって聞いて
 悔しくなったみたいなの・・・あなた達、夫婦だったのね・・・」


「あ・・・っと・・・」



蓮が事情を説明してくれた。


でも、そんな風には見えなかった・・・。


真面目で、彼女思いの良い子って思ってた。辞めるって聞いた時にはショックだった


記憶がある。



「そういう事だったのね・・・それで、どうする?」


「被害届は出しません・・・。ただ、警告は出して下さい」


「分かったわ」


そういうと、私達を外に案内し、近くのベンチに座らせた。


「信じられない・・・」


「前に言ってた新人君だろ?長谷川って・・・」


「うん・・・」


それから、小早川さんと少し話、彼が反省をしていると言っていたらしい。


ちょうど、彼女とうまくいって無くて、その時に私に出会ったという事だった。


しかし、私は全く気付かづ、仕事上の仲間としか思ってなかった。


結婚したと聞いたのは、マンションで聞いたと言っていた。


マンションの場所は、仕事の帰りに尾行をし場所を突き止めたと言っていたらしい。



それからは、手紙も無言電話もかかってこなかった。
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