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第8章 再出発

「迷惑だよ・・・」


えっ？？

やっぱり迷惑だったんだ・・・。


すると、タバコの火をけし、


「俺は、迷惑かけたくないって思われてるのが迷惑だよ。
　迷惑かどうかは俺が決める！お前が決める事じゃない！」


「でも、お店も始まったばっかりだし、お荷物になりたくない！」


蓮は、私を抱きしめて来た。


「お前は、俺の大切な荷物なんだよ・・・」


「蓮・・・これは偽の家族なんだよ・・・」


「それでも、俺の大切な荷物・・・」


蓮の腕が強くなった。


「行かないで・・・頼むから・・・」


蓮の声は震えていた。


もしかして・・・泣いてるの？


ここに居るのは嫌じゃない、蓮との生活も楽しかった。


蓮の言葉に私の気持ちは揺れていた。