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第10章 元カノ登場！！

キスをした後、私たちは照れ笑いをし、ベッドに戻った。


どちらともなく手を繋ぎ、そのまま朝を迎えた。


翌朝・・・。


んーーー・・・眠い・・・。


蓮の部屋で寝たんだ・・・。


隣を見ると蓮がスヤスヤと眠っていた。


何か無邪気で可愛いなぁ。


そして・・・私は時計に目を向けると一気に現実に戻された。


「嘘？１０時？？」


時計止まってるのかな・・・。ここは私の部屋じゃない


なので、蓮の部屋の時計が止まってるのかも知れないと思った。


私は急いでリビングに行くと、時計はやっぱり１０時・・・。



「ヤバい！！」


急いで蓮を起こしに行く。


「蓮！起きて！！」


「んーー。七海・・・」


蓮は腕を伸ばし、私を引っ張る。


「もう！寝ぼけてる場合じゃないって！！時間！！起きなさい！！」


それでも、蓮はグズグズしている・・・。


もう！！


「蓮！１０時！！時間！！１０時過ぎてる！！起きろ！！」


すると、蓮に声が届いたのか、勢いよく体を起こす。


「マジか！！やべーアラームかけ忘れてた・・・」


そうだ・・・ここは蓮の部屋。だから起きられなかったんだ。


私の部屋に携帯が置いてあるし、いつもの時間にセットしてある目覚まし時計も無い。


「七海！急げ！」


「うん」


私達はバタバタと仕事に行く準備をし始めた。


化粧は車の中でしちゃおう。