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第10章 元カノ登場！！

続いて秋枝が


「心当たりあるの？」


「えっ？いや・・・無い・・・」


その時、蓮が中から出てきた。


「蓮？どうだった？」


「中には誰も居なかったし、何か取られても居なかった
　中には入ってないんじゃないかな・・・」


「良かったねぇ！気を付けなきゃダメよ！！」


静香さんに叱られてしまった。


「二人とも、本当にありがとう・・迷惑かけちゃってスミマセン」


「連絡いただいて・・・本当にありがとうございました」


私達は、静香さんと秋枝にもう一度お礼と謝罪をした。


「今度、ちゃんとお礼するから・・・」


「気にしないで・・・」


「気を落とさないでね・・・」


二人はそれぞれ、部屋に帰って行った。


私達は残りの落書きを消し、中に入った。


「俺。店に戻るけど、七海はここに残った方が良い」


「うん・・」


一人で居るのはすごく不安・・・。


蓮は、私が不安そうにしてるのを見て優しく抱きしめてくれた。


「ごめんな・・・一緒に居れなくて・・・何かあったら電話くれ！
　それに、ドアを開けるな！分かった？」


「うん・・・」


「早く帰るから」


「うん・・・」


怖いが、蓮には店がある・・。


仕方ないと思った。


「お隣には俺が言って行くから・・・じゃぁ行ってくる」


「いってらっしゃい」


私は見送り、すぐに鍵をかけた。