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第11章 偽善・・・

２．３日後。


あれから何も起こって無い。


そして、今日は休みだった。


朝・・・いつもの休日の朝。


しかし・・・


「七海？指輪は？」


「えー！棚の上にあるでしょ？」


私達は休日に結婚指輪をはめる。


誰に会っても良いようにね。



「えー無いよ！俺、預けてない？」


「私だってつけて無いよ！」


私も蓮の元に行き、指輪の箱の中を見ると


指輪は無かった。


「ここにしか置かないよ・・・」



「もしかして・・・この前・・・」



「中に誰か入って結婚指輪を盗んだって事？」


「うん・・・それしか考えられない・・・」



「でも。現金も盗まれてないし、私のバッグとかアクセサリーも盗まれてないよ」



「俺も。時計とかそのまま・・・」


結婚指輪だけが盗まれたって言うの？？


そんなのおかしい！！


絶対におかしい！！