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第2章 初夜・・・

言われるがまま部屋から印鑑を持ち、リビングへ戻る。


何かに契約されそうになったら！殴ろう！


連帯保証人だったりして・・・。


「持ってきたよ・・」


蓮は、ニヤニヤしながら、白い封筒を出した。


やっぱり！何かの契約書だ！


「この、契約書・・・」


バシ！！！


契約書と聞いた瞬間、条件反射で手が出てしまい・・・背中を打ってしまった。


「痛！！なんだよ？」


「契約書に印鑑押させようとしてーー！もう！いい加減にしてよ！」


「違うって！ちゃんと見ろよ・・・痛ーーなぁ」


蓮が広げた紙は・・・


婚姻届だった！！


しかし・・・婚姻届の文字に二重線が引いてあり


その下に、手書きで


【　疑似結婚契約書(笑)　】


っと書いてあり・・・。


「何これ？」


「一応、形だけでもって思って、役所に取りに行ったのに・・・」


形だけなのに、こんなのに書かなきゃいけないの？


めんどくさい・・。


蓮の欄は既に記入がしてあり、ちゃんと印鑑も押されていた。


「はぁ・・・分かったわよ！従います！」


私は、婚姻届に記入＆サイン＆捺印し、形の上の契約を結んだ。