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第14章 結ばれた夜

蓮サイド。


七海がベランダに出るのを確認し


「玉ねぎなんて使ってねーよ・・・」


っと小さく呟いた。


何で、あんなに淋しそうな顔をするんだ。


最近、時々七海は今みたいな顔をしている。


何か、俺に言えない事でもあるのはすぐに分かった。



七海の不安を取り除いてやりたい。


心配事を半分でも良いから背負ってやりたい、


七海、お前は俺に遠慮し過ぎなんだよ・・・。



そんなに淋しい顔するなよ・・。


俺は、パスタを作りながら、七海がタバコを吸ってる後ろ姿を少し眺めた。


少し、肩が震えてるようにも見える・・。


「一人で抱え込みやがって・・バカだな・・そんなに頼りねぇのかよ・・」