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第15章 ２人の母親

「名前、何て言うの？？」


「海に香って書いて【みか】ってつけたの」


名前には私の一文字が入っていた。


「どうして私の文字？？」


「七海ちゃんの赤ちゃんの頃の写真見せてもらった時があってね
　凄くそっくりだったし、七海ちゃんみたいな女の子に育って欲しかったから・・・」


えーー私の赤ちゃんの時より数倍可愛いよーーーー！！


何か、少し照れてしまうじゃない！！



それから、私は海香を抱かせてもらった。


「可愛い―！！蓮！！見て見て！！可愛いねぇ・・・」


「あぁ・・可愛いな・・」


私もいつか母親になるのかなぁ。


私の腕に抱かれてる海香は、本当に可愛かった。



その時。


「あんたたちも早く子供作りなさい！」


っとお母さんの声・・。


「えっ？？」


「えっ？？」


私と蓮は同時にお母さんの顔を見た。


「だって！あんたたち、付き合う事にしたんでしょ？」


蓮は私の顔を見て、言ったの？っていう顔してるが・・。


私は首を横に振った。


「見てれば分かるわよ！母親は何でもお見通しなの！！」


っとお母さんが、言った。


母親って凄い！！