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第18章 再会

沈黙を破ったのは蓮だった。


「今、神奈川に居るんだって？」


「うん・・・・知ってたんだね・・」


「この前知ったんだ・・仕事は？」


「今、保育士してるんだ」


瑠璃ちゃんにぴったりの職業だと思った。


蓮は、瑠璃ちゃんが元気そうで頑張ってる事を知り少しほっとしていた。


「何年ぶりだろうな・・お前と会うの・・・」


「忘れちゃった・・・」


本当は二人とも覚えてるけど、あえて口には出さなかった。


「ねぇ・・お兄ちゃん・・お母さんね再婚するの」


「あぁ、知ってるよ。相手の人はいい人なのか？」



「うん・・凄く良い人だよ。お母さんの事も私の事も本当に大切にしてくれる人」


「それを聞いて安心したよ」


本当に良い人みたいで私も安心したぁ。


二人は、途切れながらも少しずつ言葉を交わし、会ってない時間を埋めているように見える。


折角の二人の時間を邪魔しちゃいけないと思い・・私は部屋に行こうと席を立った。