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第18章 再会

肩を持ち上げよとすると。

瑠璃ちゃんは泣いていた・・・。


「瑠璃ちゃん・・・今まで苦しかったね・・・」


そういうと、私の胸に頭を付け声を殺して泣いていた。


「我慢しなくて良いよ・・瑠璃ちゃん。来てくれてありがとう・・」


私は瑠璃ちゃんを抱きしめ、彼女が落ち着くのをただ黙って待っていた。


背中を擦っていると


「七海ちゃん・・・・・昔から・・・・変わって無いね・・・」


「ん？」


「昔も、私が泣き止むまでずっとそばに居てくれたもん・・」


そうだねぇ・・。瑠璃ちゃんは、蓮と喧嘩すると我が家に来て


落ち着くまで泣いていた・・。



私にしたら妹みたいな存在だった。


「七海さん・・お兄ちゃんと結婚するの？」


「えーー！どうかなぁ分かんないなぁ」


急に聞かれ、ビックリした。


「昔から・・・・七海ちゃんが・・・おねえさんになれば良いなぁって思ってた」


「そうか・・・私も瑠璃ちゃんみたいな妹欲しいって思ってたよ・・・」


瑠璃ちゃんは、色々自分の胸に抱えてきたんだと思った。


「瑠璃ちゃん・・・いつでも来て・・・待ってるから・・ねっ？」


「うん・・・・」


蓮ともっと会ってほしかった。親の事情で引き離された兄妹だけど


昔から、仲の良い兄妹だったもん・・。


これからも、その関係を壊したくない。


折角こうして再会できたんだもん。