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第20章 分岐点

近いと言っても今日は歩く元気も無くタクシーを拾った。


近くのクリニックは今日に限って休診日・・。


なので、少し遠くの総合病院に行くことにした。


受付をし、しばらくの間順番を待っていたが、総合病院ってのは本当に混んでいる。


あーー、熱計っておこうかな、結局バタバタして熱計ってないや・・。


体温計を借り、計っている間。


熱は、そんなに高くないだろう・・。ってか上がってない事を祈る！！


自分の体温計を見て熱がある事を認識したとたんに一気に具合悪くなったり


するからね・・。


私の体温は・・


「うーー。微熱かぁ。やっぱりあったなぁ・・」


計り終えたとほぼ同時に名前が呼ばれ


私は診察室に入って行った。


女の先生！！良かった。


「今日はどうしました？」


「風邪引いたみたいで・・・何かぼーっとするし食欲もないんです・・」


「吐気などはどうですか？」


「あー。少しありますね・・。それとさっき熱計ったら微熱でした」


症状を伝えると・・。


「岸本さん・・。生理は遅れたりしてませんか？」


え・・。生理関係あるの？？


「遅れてます・・。最近、色々あってストレス溜まってて遅れてるんだと思うんですけど
　関係あるんですか？」


っと尋ねると、先生は・・・少し難しい表情をし・・


そして・・。


「一度、婦人科を受診して下さい」


っと言われた。


婦人科？どうして？風邪じゃないの？何か病気？？


私は一気に不安になったが、そのまま婦人科を受診する事になった。