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第21章 希望の光

「七海・・・良く考えなさい・・」


「考えたよ・・・いっぱい考えた・・何を言われても私はこの子を守る
　そう決めたの・・。応援してなんて言わない・・縁を切られても良い・・・」


お母さんが言いたい事は、分かってるよ・・・。


この子を産んだら、蓮のお父さんが黙って無いって事もちゃんとわかってる・・。


でも、私は蓮を愛してる！！


今は、その気持ちだけで頑張れるの・・。


考えが甘いって言われても仕方ないけど、私は何があってもこの子を産むの！！


「七海・・」


「決めたから・・お父さん、お母さん・・・本当に迷惑ばっかりかけてごめんね
　でも、私の考えは変わらないから・・じゃぁね・・それだけ報告に来たの」


私は帰る為に立ち上がった時・・。


今まで黙ってた父親が


「頑張りなさい・・。何かあったらいつでも来ると良い
　お前は俺たちの娘だ・・・」



「お父さん！何を言ってるんですか？」


お母さんがお父さんに怒鳴っている。


「この子はやり遂げる子だよ・・母さん俺達がそれを一番良く知ってるじゃないか・・
　七海もいっぱい悩んだんだろう・・苦しかったと思うよ・・・
　一人で育てるのは確かに大変なことだ・・でも俺達がその時は助けてやればいい
　いくつになっても、俺たちの娘だ・・」


私はその場に崩れるように泣いた。


お母さんも、泣いている・・。


いっぱいいっぱい心配かけて・・迷惑かけて本当にごめんね・・


お父さん、ありがとう・・。