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第25章 結婚式&同居

「七海、結婚式あげたい？」


蓮は私に聞いていたが、なんとなく言いづらいなぁ。

今更感はあるし・・・。


「そりゃぁ、女の子は挙げたいに決まってるでしょ！！ねぇ美奈子さん！」


っとお母さんが割り込んできた。


「そうよ！七海ちゃん！挙げたら？？記念になるし！私は挙げて良かったって思うよ！」


続いて、美奈子さん・・。


「んー。でもねぇ・・・これから引っ越しとかもあるし・・・今は良いかなぁ」


結婚式って何百万もかかるし・・・。


そんなお金無いしね・・・。


その話は、また今度！！


って感じで、今日は蓮がお酒を呑んでしまったので！！


お泊りする事になった。


夜、男連中は酔っぱらって寝てしまった。


私は結、美奈子さんは海香を寝かせ・・・。


女だけで飲むことに。


しかし、私はまだ授乳中なので・・・オレンジジュース！


「七海さん・・・これ良かったら使って・・・」


美奈子さんが私の前に出したのは一つの通帳だった。


「何？これ・・・」


「七海ちゃんの結婚費用の為に貯めてたの・・・」


どうして美奈子さんが？私の本当の姉じゃないのに・・・。


「美奈子さんが、貯めたの？」


お母さんも驚いているようだった。


お母さんも知らなかったんだ・・・。


「パパがね・・結婚した時に言ってたの。可愛い妹が結婚するときの為にお金を貯めて
　欲しいって・・・兄貴のくせに何も出来なかったから、そのくらいしてやりたいって
　言われて、毎月少しづつね！」


「そんな・・・でも、悪いよ・・」


「私もね、男兄弟ばっかりで妹欲しかったの！それでパパと結婚して
　七海ちゃんっていう妹が出来て本当に嬉しかったから！
　本当に少しなんだけど・・・このお金は七海ちゃんに使ってほしいの・・」


「美奈子さん・・・」


私は、お兄ちゃんと美奈子さんに本当に感謝した。


普通だったら、嫌がる事なんじゃないのかなぁ・・。


義理の妹の為にお金貯めるって・・。


お母さんはその話を聞いて涙を浮かべていた。