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第5章 無言電話・・・。

2日後・・・。


私は、金沢に居た。


お客様と観光地を回り色々説明する。


結構、年配の方が中心だった。


大変だけど、この仕事好きだなぁ。っといつも旅行に来ると実感する。


この金沢もそうだった。


2日目の自由行動で、私も自由行動になる。


色々と見て回った。


バスには出発の2時間前には戻らなきゃイケないので


ゆっくり見て回ることは出来ない。


ある、お土産屋さんに入った時、ちょっと渋めのコーヒーカップを見つけた。


「蓮に買ってこうかな・・・」


私は、蓮にコーヒーカップをお土産に買う事にし、レジに向かった。


「あの、お客様・・・このコーヒーカップは2つで1組のお値段になっております」


「えっ？そうなんですか？」


ちゃんと見てなかった・・・。


「こちらが、もう片方のカップですが・・・」


店員さんが持ってきてくれたカップは少し小さめで可愛かった。


私は、すぐに気に入り、ペアで買う事にした。


時計を見ると、そろそろバスに戻らなきゃいけない時間だった。


私は、急いでバスに帰り、運転手さんと交代をし誰も居ないバスで


お客様をまった。



「はぁ、金沢って結構良い所だな。今度プライベートで来よう！」


その時、携帯が鳴り、誰も居なかったので電話に出た。


相手は彩音


「もしもし！」


『あー元気？ちっとも連絡くれないんだもん！』


「ごめん、バタバタしてて」


『新婚生活はどう？うまくいってる？？』


「やめてよー偽なのにー」


母親から電話が着たときも、彩音も必ず、新婚生活はどう？って聞いてくる。


いい加減、少し飽きてきたわーーー。


『ねぇ！明日って休み？』


「ううん・・残念ながら今、金沢なんだよ・・・明日には帰るけどそっちに着くの
　夜中だから」


『そうなんだ。じゃぁ帰ってきたらメールして、仕事頑張ってね』



そういうと、また一方的に切られてしまった。


はぁ・・。いつもの事だけどねぇ。最後まで話聞いてよーーー。