この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋心あれば水心
第1章 こ
「野口。俺恋に落ちたかも」
「は?」

俺は経営管理部に戻って、すぐに隣の野口に伝えた。

最近こいつは自分が彼女とラブラブだからって
俺と飲みに行くことも少なくなった。

「野口、この前人事名簿のパス知ってたよな?」
「ああ」
「あれ上に報告した?」
「いや。まだ」
「ナイス。教えて」
「良いけど。なんでだよ?」

「お前と同じだよ。社内で一目ぼれした。名前は分かったんだけど
そのほかの、部とか調べたい」
「そーゆー個人的なことに会社の人事名簿は使わせない」

言うことに反してこいつはニヤニヤした。
お前だって、必死な顔して人事名簿見てたじゃね―かよ。
だいたい、パスが何カ月も変更になってないって
上に報告してない時点で、お前のがダメだろ!

「ビール1杯」
「安いパスだな?知りたいことはもっと高いんじゃないのか?」
「・・・・こんどおごるよ」

「しょうがないな。ただし、俺もその子の名簿見るからな」

二人で就業中だって言うのに
クソ長いパスを入力し、人事名簿を開けて
さっきの新田希望ちゃんを探し当てた。

さすがフルネームが分かっているだけあって
検索してから物の1分でたどり着く。


新田希望(ニッタ ノゾミ)
私立S女子大学卒業
経理部所属

「ふ~ん。この子?」
「S女か。お嬢じゃん」



/34ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ